teikokukagekidan’s diary

主にハーメルンに投稿してる小説の設定

てゐ国歌劇団外伝 シャーヴァル:久々の休日:ベノホーン

この物語はてゐ国歌劇団の番外編、ポケモン、申し訳程度のサクラ大戦要素を含みます、これがダメという闇の力の僕たちはとっととおうちに帰りなさい


ミナモシティ

ベノ「...ん...、はぁ...、朝か」
今日は月に一度の隊長会議、今月から「とある組」の紹介があり、大切な日であった
ベノ「電話...(ppp...)起きてるか?そうか、わかった」
ガチャン
ベノ「とりあえず朝飯でも...」

ベノ「おいっす、...ってお前な」
シャーヴァル「おお、起きたか」
ベノ「なんでさっき電話した奴がここに居んだよ」

ーさきほどの電話ー
シャーヴァル「ベノか?(起きてるか?)もうとっくに、(そうか)もうそっちに向かってる、(わかった)また後でな」

シャーヴァル「言っただろう、向かってると」
ベノ「それは着いてるというのが正しいんだ」
シャーヴァル「ともかく待ってろ、ラグナロクとらんまるだったか、その二人が居ないのだろう?だったら11人か」
ベノ「やめろ、武者袴にエプロンはやめろ、ってかそれどうした」
シャーヴァル「持って来た」
ベノ「やめろ」

シダケタウン

れんが「ふあぁ〜...おはよー」
ステイル「来たか、席に着け、食べるぞ」
れんが「あれ?リーダーは?」
ステイル「隊長会議だ」
そういうとステイルはれんがに張り紙を見せた

お前達へ、お前達があまりに遅いから先に行っている、朝ご飯は作っておいたそれを食べたらすぐにミナモシティに来い。残さずみんなで食べて食器洗ってからだ、さもなくば晩ご飯のおかずは半分だ、なお今日の晩ご飯はヒレカツの予定だ シャーヴァル

キサラギ「...いただきます」


タマズサ「...これは...くやしいけど美味しいなぁ...」
ルークス「...ぐぅの音も出ないわね...」
ぷりん「むぅ...」
毒組で料理がうまい三人がうなる、それほどシャーヴァルの御飯はおいしいのだ
ベノ「昔から変わらねぇな、即席でこんなの作れたり無駄に器用なんだよなお前」
シャーヴァル「生きるための作法だ」
ベノ「兵長やってたときも食事当番だったか」
シャーヴァル「(...捕まってるときもこっそり食事当番に混じったりして味を調節していたのは黙っておこう)」
実はシャーヴァルは捕まっていながらも結構好き勝手にやっていた、例えばカビ臭い牢獄のために消臭剤を買って来たり食堂に忍び込んで味や栄養バランスを調節したりと牢獄が全く機能していなかった
シャーヴァル「あの頃はあの頃で良かった、だが今はもっと幸せだ、アイツ等にも出会えたしな」



〜3時間後〜




ステイル「リーダー、お待たせ致しました」
シャーヴァル「遅い!お残しは!」
たらこ「無し、完食」
シャーヴァル「洗い物!」
れんが「えっと...無し!」
シャーヴァル「美味しかったか!」
キサラギ「美味しかった...」
ベノ「お前ら、もうちょっとで隊長会議だから後にしてくれないか」


ー隊長会議ー


ベノ「これより隊長会議を開始する。まず新しい組の紹介をする、入れ」
シャーヴァル「失礼する」
ゆっこ(キュウコン♀、日組隊長)「...」
ばかトノ(ニョロトノ♂、雨組隊長)「ふむ...」
シャーヴァル「この度てゐ国歌劇団の新しい組である新生鍼組の隊長に任命されたニドキングのシャーヴァルだ。よろしく」
ベノ「中にはシャーヴァルのことを知っている奴もいるだろうがよろしくやってくれ、そして新生鍼組のメンバーだ」
ステイル「アイアントのステイルともうします」
たらこ「ボーマンダのたらこ」
れんが「クイタランのれんがです」
キサラギクレベース...キサラギ
エルッタブ「ケンタロスのエルッタブ」
エレッサ「あー!」
シャーヴァル「シビルドンのエレッサことエレクトロ•サックスだ」
クラッパ「ヨノワールのクラッパってんだです」
トットッパ「クロバットトットッパでございます」
ベノ「以上だ、付け加えるとコイツ等の任務は知っている者も居るだろうがダークネスポケモンの殲滅、粛正、鎮圧だ、ダークネスポケモンについては数ヶ月前の資料を参考にしてくれ。何か質問等あれば挙手を頼む」
バン(バンギラス♂、砂組隊長)「おう、ベノさん質問だ、新生鍼組がわしらの「敵」になる...という可能性はあるか?」
ベノ「...以前三名がミアレを制圧したのは以前話した。だから今度同じような事があった場合...次は殺す、シャーヴァルともそう契約した」
シャーヴァル「以前の行為のこともあり信頼を簡単に得られるとは思っていないそのことを踏まえた上でこれからてゐ国歌劇団に貢献することをここに誓う、少しでも俺の行動に不信感を持ったならいつでも後ろから刺してくれて構わない俺はその覚悟だ」



ベノ「てめぇよくアイツ等目の前にしてあんなこと言えたな、本当に刺されても知らねえぞ」
シャーヴァル「意志を明白に伝えただけだ、前科持ちで信用無いなら尚更だ」
ベノ「お前らしいな、そういや寿司屋があるんだが行かねぇか?昔一回連れてったことあったろ」
シャーヴァル「ふむ...どうせなら...」





ベノ「で、貸し切って宴会か」
シャーヴァル「隊長同士親睦を深めようと思っただけだ」
ゆっこ「あら?美味しいなぁ」
ベノ「おおむね良好だな」

たらこ「あの時すっごい痛かったよ」
ナイト(キリキザン♂戦組隊長)「だがおあいこだな、何はともあれ味方ならこれからよろしく頼む、いつでも頼ってくれ」

ステイル「なるほど。せっかくの休日だったというのにあの時は申し訳ない」
キオウ(ユキノオー♂氷組隊長、兎組のこのかの父親)「気にするな、こうしてなかよく寿司を食えているのもあの事件のおかげというものよ、終わりよければ全て良しだ」

シャーヴァル「ほぅ、それで今はフエンタウンに」
ゆっこ「そうやのよ、それでな、露天風呂で飲むお酒がまた格別に美味しいんよ、シャーヴァルはんも来なはれや」

まお「ふん、奴も粋な事を...だが悪い気はしない、寧ろ気が利くという物だ」
アデア「やっぱりシャーヴァルさんはいい人ですよね、ベノさん」←お寿司大好き
ベノ「きたねぇから寿司食いながら喋んなアデア、口の周りご飯粒だらけだぞ、ガキじゃねぇんだからよ」
シャーヴァル「気に召したようだな」
ベノ「おう、たまには隊長会議の帰りにこうやって飲むのも悪かねぇ」
シャーヴァル「そうか、ところでベノ、最近腕鈍ったんじゃないか?」
ベノ「あぁ?試してみるか?」
シャーヴァル「あの時は負けたが今度は一対一、お前さえ良かったらだがな、どうする?それとも調子が悪いか?」
ベノ「バーカ、食後の運動ついでだ、死なねぇ程度にボコボコにしてやる」
二人が戦う事は直ぐさま町中に広まり、それを一目見ようと大勢の観客で賑わったそして...


♪戦い(VSトレーナー、ポケモンFRLGより)
カオティクス「これよりボランティア団体(表向き)てゐ国歌劇団による御前試合兼模擬戦を開催します、勝負は一対一、どちらかが戦闘不能になるまで、並びに御回覧の皆様は巻き込まれませんように注意をお願いします、それでは東!てゐ国歌劇団毒組隊長!ベノホーン!続いて西!てゐ国歌劇団新生鍼組隊長!シャーヴァル!武器使用可能!時間無制限!試合開始!!」

ベノ「先手はくれてやる、来いよ」
シャーヴァル「ではお言葉に甘えようか」
そう言うとシャーヴァルは腰に掛けた刀を抜き、地面に突き刺した、すると地面は盛り上がり、巨大な黒い手がベノを鷲掴みにした!
ベノ「ちぃ!」
だがベノは直ぐさま剣を回転させ、自身も回る事で黒い手を振り払った
シャーヴァル「ほぅ、小手調べにもならなかったか」
ベノ「生憎初手を見誤るぐらい腕は落ちてねぇよ、今度はこっちの番だ」
ベノは靴のつま先をトントンとすると
ベノ「これぐらいならギリギリだな...っと!」
シュオオン!!ベノが地団駄を一回踏んだ時、黄色い衝撃波が一瞬でサークルを作った、すると...
シャーヴァル「...?何をした?」
ベノ「ん?王手」
ドゴオオオオオオオ!!!と大きな音を立てて地面が裂け、シャーヴァルは上空に投げ出された。それを追うようにベノがシャーヴァルの目の前に飛び、頭部を掴んだ
ベノ「懐かしい技を見せてやる、安心しな、手加減はする」
シャーヴァル「お前...!」
そう言うとベノはシャーヴァルを地面に投げつけ、エネルギーを纏い、地上のシャーヴァルに急降下し...
ベノ「破滅の十字架!!」
巨大な紫の十字架をシャーヴァルに直撃させた
シャーヴァル「っ...ベノ、俺の負けだ...」
カオティクス「シャーヴァル戦闘不能!勝者!ベノホーン!」


シャーヴァル「その技で来るとは思わなかった、完敗だ」
ベノ「いつもはもみじがいるから出来ねぇがな、もみじが居たら俺の負けだ」
シャーヴァル「もみじ...ステイルを負かしたあの子か」
ベノ「おぅ、今はフエンタウンに向かってる」
シャーヴァル「ラグナの一件か?」
ベノ「あぁ、今頃アニメとかで例えると「二話」ぐらいかかる所だろうから明日ぐらいか」
シャーヴァル「ふむ...第四の壁はあるようだな」

ベノ「今日はお開きだ、明日も元気よく活動を続けて行くぞ、それでは解散!!」



ラグナ「カップラーメン買っといてよかったな」
アンペルト「まさか新発売の黄色醤油があるとは思わんかったな、まだ緑胡椒も赤味噌もある、旅金もあるしで大丈夫じゃろ」
ラグナ「おにぎりもあるからな、カップラーメンの残りに鮭おにぎりを入れてよく混ぜれば...」
アンペルト「ちょっとしたぶぶづけ(お茶漬けのこと)になる、節約術じゃの」
ラグナ「さて...これ食ったら...寝て、朝一でフエンのジムに殴り込みだ」


FIN


後書き

どうも、先日(5/30)に誕生日を向かえたてゐ国歌劇団こと「てゐと」です、皆さんてゐ国さんと呼んでくださってますが個人的には「てゐと」と呼んでほしいです、はい。因みに21です、セブンツーワン

今回は前から企画していた外伝サイドストーリー第三弾です(1はもみじ(もみじ単独も)&ユリシェア。第二弾はマキ)今回はベノとシャーヴァルの最強コンビです。シャーヴァルは最近株が上がってきましたがベノはラグナのこともあって主人公(笑)になっていましたが腕は鈍っちゃいません、スペシャルでは一方的にボコボコにされてましたが今回は晴れてリベンジする事ができましたね。実はシャーヴァルにはもうベノの技が普通には通用しません、返し方を覚えてしまったからです、ようするにカウンターしやすい単細胞で一方通行な攻撃だからです。シャーヴァルは角こそ砕かれていますが知能はそこら編のポケモンには負けません、その事と実力が最重要監視下に繋がったと言えます。後皆さんシャーヴァル一応この作品の悪役の一人だからな、決して正義の味方じゃないぞ、ダークヒーローの影(ダークヒーロー)陰中の陰だからね。



ベノは私の婿だ、異論は認めん、なに!?性別!?ジーパン!?知らんな



はい、今回はラグナ旅11話直後の(後日談)お話です。皆さんおなじみのベノ、まお、アデア、エクレール(毒組だけど忍組の隊長です)S1で登場した隊長達も集合して月に一度会議をするのが隊長会議、もしかしたら皆さんのことも話されてるかも。
まずシャーヴァル、S1、ダークネスポケモンについて軽く説明しましょう、詳しく知りたい方は個別でお願いします、何せ私は知ってる事前提でお話しする事が多い物で

シャーヴァル:元々は普通のニドキングでしたが昔ベノホーン、ジーパンと共に鍼組という「死による救済」を行ない、警察や軍隊も手に負えない最凶の組織に属していました、その時は兵長をしており、罪も無い人々「も」殺める残酷な男でした、ですがその心の中では平和を願い、そのためならどんな非道もやってみせるほどの信念の持ち主でした。
ダークネスポケモン:とある日鍼組が新たな救済の力として目を付けたのが悪の組織シャドーが作り出したダークポケモンでした、すでにシャドーは壊滅していましたが調査員がその研究所などで複数のレポートを発見、「心を閉ざさないダークポケモンを越えたダークポケモン」を作る事に成功しました、それがダークネスポケモン、その実験第一号こそシャーヴァルで、本人から志願し、実験は成功したのですが...
S1:これはてゐ国歌劇団スペシャルのことで大長編と言えばわかりやすいかと思います、そのお話では「とあることが原因」で牢獄に閉じ込められていたシャーヴァルが脱獄、仲間のステイル、たらこを連れてカロス地方ミアレシティを制圧し、てゐ国歌劇団が壊滅寸前まで追いつめられる事件がありました、それを後にベノ達が奪還する「てゐ劇の逆襲」と呼ばれる物です、しかしこの事件にはもっと大きな物が関わっていた...


そしてラグナ旅11話でシャーヴァルは急遽出現したダークネスポケモンを止めるために奮闘(圧倒の間違い)六人の命を救い出します。その六人の入隊、新生鍼組の正式活動を認知してもらうのが今回のお話のメインです、それでついでと言えば悪いですがベノと絡ませようと考えたのが今回でした。そしてどうせと言えば悪いですがS1繋がりで他の隊長さん達にもゲスト出演してもらいました、私たちは結構シリアスなシーンが多く、人を選びますがそれでもこういった垣間見える日常が好きだという声も聞きます、その声が私達の励みとなり、頑張るという気持ちにさせてくれるんです。時々言ってる事ですが「てゐ国歌劇団は私が育てるんじゃ無い、閲覧者込みで、皆で育つんだ」これに限ります。最近更新できなくてすいません、色々立て込んでまして...相変わらずWi-Fiも編集も出張勢ですよ、働け私

正直ラグナ旅早く終わらせたいんですがそろそろ準備しなきゃ行けない事もありまして...ええハイ、S2とか劇とか進めなきゃいけんというのに...でもまぁ私腐っても学生なのでご了承ください、しかも後二ヶ月で夏だよ。実は私夏(特に八月)になると必ずつらい事が起こるジンクスがありまして...ロシアに居たら多分私死ぬわ。一昨年も去年も自分のせいではありますが身を裂くような思いをしました...それでも立ち上がらなきゃダメなんですよね。育てるのはみんなだけど立ち上がる事にさえ「他人の力をたよりに」していたらダメになってしまいますもの。厳しいようですが動画みたいにシークバーに頼ってる赤ちゃんには私の作品は見れませんぞ


それでは久しぶりの後書き終了です、お疲れさまでした、また御会いしましょう、次はラグナ旅12話が不定期で投稿されます、悪しからず。


バイバイ(ー山ー)ノシ