teikokukagekidan’s diary

主にハーメルンに投稿してる小説の設定

てゐ国歌劇団スペシャル てゐ国歌劇大戦 wound that I will never forget part3

この物語はてゐ国歌劇団の番外編、ポケモン、少しのグロ要素、申し訳程度のサクラ大戦要素を含みます、これがダメという闇の力の僕たちはとっととおうちに帰りなさい

牢獄

鳥組(とりぐみ)メンバー
ショーテル(カモネギ♀)リーダー
ラパス(ピジョット♀)
シタキリ(オニドリル♀)
ソレッレ(ドードリオ♀)
ヨズル(ヨルノズク♀)
ヴレイグ(ウォーグル♂)

戦組(せんくみ)
ナイト(キリキザン♂)リーダー
ゲキガンガー(ゴルーグ
ひなぎくコジョンド♀)
マーブル(ギガイアス♀)
ザンゲ(ザングース♂)
メサイアサメハダー♂)コースト、しゃるの兄

水組(すいくみ)
???(???)リーダー
クロル(オーダイル♂)ファルケンの弟
ファルケン(オーダイル♂)クロルの兄
リリマル(マリルリ♀)
レビーシャ(シードラ♀)
コースト(サメハダー♂)メサイア、しゃるの弟
しゃる(サメハダー♀)メサイアの妹、コーストの姉
シャオラン(シャワーズ♂)

亀組(かめぐみ)
ダリオス(ドダイトス♂)リーダー
すけべガメ(アバゴーラ♂)長男
カメちゃん(アバゴーラ♀)長女
えいとく(アバゴーラ♂)次男
あばばばば(アバゴーラ♂)三男
ウラタロス(アバゴーラ♂)末っ子

龍組(りゅうぐみ)
アリアス(ガブリアス♂)リーダー、ユーリ、マリア、ハードラ、ラギアス、ギガロの兄
ジョー(ガブリアス♂)
ギオンガブリアス♀)
ユーリ(カイリュー♀)アリアスの妹、マリア、ハードラ、ラギアス、ギガロの姉
たつみぃー(カイリュー♀)
ペンドラド(カイリュー♂)
マリア(ボーマンダ♀)アリアス、ユーリの妹、ハードラ、ラギアス、ギガロの姉
ハードラ(ハガネール♂)アリアス、ユーリ、マリアの弟、ラギアス、ギガロの兄
ハル(ハガネール♀)
ラギアス(ギャラドス♂)アリアス、ユーリ、マリア、ハードラの弟、ギガロの兄
シンク(ギャラドス♂)
ギガロ(メタグロス)アリアス、ユーリ、マリア、ハードラ、ラギアスの弟
10-koメタグロス

ベノ「あらかた救出したか」
ライラ「そうっすね、あらためて見るとこいつらどうやって戦闘したりしてんすか」
ベノ「逆になんでこいつら公にできないかわかるか?」
ライラ「なんでっすか?」
キオウ「他の組の組に参加するのが主流だからだ」
ライラ「キオウさん、それって...
キオウ「そのままよ、小生たちは一つの組として戦っているが亀組や龍組などは基本的に他の組の要請を受けて戦闘する、無論派遣組ということもあって戦闘力は折り紙付き、なんども三タテ報告が多いと聞く」
ベノ「そう言うことだ、仕事が少ない分は戦歴や功績ボーナスを着けてるからあいつらはやって行けてるのさ、しっかしあいつらが捕まるのは予想外だった、相手はシャーヴァルか、なら...あいつは今全快じゃない、殺るなら今だ」

ミアレシティ

まお「(こいつ全力ではないな...なかなかやるが手を抜かれると癪に触るな...)」
まおはシャーヴァルが全力ではないことに気づくと顔にでるくらいむすっとした顔をした
まお「(からかってやろうか...)」
まおには特有の悪い癖があった、それは相手の技量をすぐ解るくせに手を抜かれたと気づくと相手にわざと全力を出させて自身は手を抜くという立場を逆転させてしまう癖である
まお「ふっ...ガプンツエルスロウ!!(もろは+不意打ち)」
そのわざはトールハンマーを相手に向かって投げる技で、まおはわざと外した
シャーヴァル「貴様わざと外したな?手加減のつもりか」
まお「それはこっちの台詞だ、貴様こそ我に恐れをなして全力が出せんか?ふふふ...こんなやつがベノの部下だったのか、弱いな」
シャーヴァル「そうか、なら全力でいってやろう」
MEX
さん「(まお...また悪い癖が...)アンペルトさん!目を覚ましてください!」
ドラゴ「(まずいな...MEXさんも俺もそろそろ限界だぞ...)ラピス!!お前アデアが悲しむと思わないのか!?」
まおの悪い癖が出たと解った二人は短期決戦に挑む、早い話が血を吐き続ける悲しいマラソンである


牢獄

ラグナ「これはすごいな、てゐ国歌劇団のメンバーがほとんどいる」
ベノ「ラグナ!お前ら!」
ラグナ「ベノ!」
しゅヴぁる「ベノ!」
もみじ「ベノ!」
ルークス「ベノ!」
ぷりん「ベノ〜」
カオティクス「ベノさん!」
タマズサ「ベノさん!」
らんまる「隊長!」
エクレール「ベノさん!」
ベノ「お前ら...よくぶじで...
くぃーん「ベノさん、感動を壊すようで悪いが悪い知らせだ」
ベノ「なんだ」
ぼたん「アンペルトとラピスがダークネスポケモン...
ベノ「なんだと!!」
ライラ「たしかダークネスポケモンって...
ベノ「リライブ不可能だ...助かる方法は...殺すしかない」
シュトラ「...
ジーナ「ん?どーしたデスカ?シュトラ?」
シュトラ「ほら...たらことステイルってダークネスポケモンいたでしょ?なんか彼らとラピス、アンペルトの二人ずいぶん違うって思ったんだ...
ルークス「...私もなにか違和感を感じていたの...なんだか操られているみたい...
ベノ「もしかしたら...いくぞお前ら!他の組の奴らもだ!ダークネスポケモンに好き勝手させるな!!」



まお「(これは面白い...ますます楽しい...)」
まおが楽しむ一方二人には限界が来ていた、仲間と戦うことはこの二人にとって一番の苦行なのだ、そんな時ドラゴが痺れを切らせた
ドラゴ「いいかげんに...しやがれええええええ!!!!」
それに答えるようにMEXさんも珍しく強気にでた
MEX
さん「ドラゴ!!アレやりますよ!!」
ドラゴ「わかりました!!!」
MEX
さん ドラゴ「「バニシングラスター!メガマグナム!!」」
MEX
さんがドラゴの両足を持ってジャイアントスイングの用に精一杯振り回しバニシングタイダルを放つ、振り回されいるドラゴは両手からマグナムラスターを不規則にばらまく、そしてラピスとアンペルトがひるんだ瞬間MEXさんは手を離しカノンの噴射でラピスに向かう、一方ドラゴは凄まじい勢いでアンペルトに向かう、フィニッシュはラピスにMEXさんが勢い+噴射で強化した後ろ回し蹴りを、ドラゴがアンペルトのみぞおちにとんでもない威力のもろはを決めた、無論技を受けた側の二人も繰り出した側の二人もただではすまなかった、メガシンカは解かれて二人は気絶、ラピス、アンペルトにいたっては生きているかすら怪しい所であった
まお「MEXさん!!ドラゴ!!」
シャーヴァル「仲間同士の相打ちか、面白いな、貴様」
まお「我が家族を侮辱したな...
シャーヴァル「あぁ、した...
その瞬間シャーヴァルの首から上があっというまに吹き飛んだ、のこった身体をまおは容赦なく蹴り飛ばした
まお「我の...俺の家族を侮辱したな、貴様に死というものがないならそのまま地獄に叩き落してやる!!」
シャーヴァル「そうこなくては面白くない、やれるならやってみろ」

べノ「くっそ!遅かったか!!」
カオティクスMEXさん!!ドラゴさん!!」
ライラ「親父!!ラピス!!」
ラグナ「べノ、こいつら...
べノ「こいつらはダークネスポケモンじゃねぇ、催眠術の類だそれもとんでもなく強力な」
ルークス「催眠術なら状態異常ね、アロマセラピー!!」
ぷりん「ねがいごと...お願い...みんなを助けて...
べノ「ちっ...まおのやつ...完全にキレてやがるな...
くぃーん「どけ!!(サイコキネシス+マジカルシャイン)サイコノヴァ!!!」
強力なサイコパワーを凝縮した玉、それを取り巻くフェアリーの力、くぃーんはそれを思いっきりシャーヴァルに投げた
シャーヴァル「っ...!!」
シャーヴァルはまおの猛攻に加えて別方向からいきなりとんでもない攻撃が飛んできてよけきれず体制を崩した、無論それを見逃すはずが無いのがまお、そして地組の面々である
まお「(諸刃+つのドリル)ガプンツエル・バーサーカードリル!!」
シャーヴァルはその技を直感的に飛んで避けた、生物としての本能が絶対に当たってはいけない技と勝手に判断したのである、しかしこれもまおの計算通り、これは殺し専門の技、シャーヴァルなら必ず避けるとわかっていたから出したのである、この瞬間、シャーヴァルはあまりにも情けない姿を晒していた、誰が見てもわかるくらい隙だらけの、まさに格好の的である
ジーナ「(わるだくみ+熱風)サンライト・ア・ミーガ!!」
シュトラ「(冷凍ビーム+マジカルシャイン)スターダストミルキーウェイ!!」
すかさず揺さぶりをかけるように真下から技をだされたシャーヴァルはなすすべなく技を受けてしまった、だが流石に直撃はしなかった、それも計算通り、地組の意思疎通は基本アイコンタクトや声のトーンでしているらしくこのようなコンビネーションはお手の物のようだ
RTYUA
「シグナルぅ...
やられっぱなしは流石にごめんとシャーヴァルは次に攻撃してくる真上のRTYUAに標的を定め、空中で身体を翻し攻撃の態勢に入った、しかし
ぼたん「(剣の舞+不意打ち)剣脚乱舞!!」
これもシャーヴァルに攻撃態勢をとらせるための布石、完全にシャーヴァルの背中からはドスッと脊髄が砕けた音が聞こえた
まお「(トドメの諸刃)龍突ガプンツエル•トールハンマー!!」
不意打ち、シグナルビーム、と立て続けに攻撃を受けたシャーヴァルには死には至らなくとも十分致命傷であった
シャーヴァル「なかなかやるな...すばらしいコンビネーションだ、だが俺を倒すにはあと一手足りなかったな」
シャーヴァルは他のダークネスポケモンと戦っているべノをチラっと見てそう言ったその瞬間まおの目の前が爆発した、急ということもあり、まおは少し距離をとった
たらこ「おまたせー、リーダー」
ステイル「ご無事ですか?」
シャーヴァル「おお、流石に死にはせんよ」
シャーヴァルはニヤつきながらそう言った、するとシャーヴァルの影から二人のポケモンが現れた
じゅじゅ「なんだいシャーヴァル、派手にやられてるジャン?」
じゅおん「ぷっ、くくく...
シャーヴァル「御託はいい、お前たちの仕事だ」
そう言うとシャーヴァルはあるものをだした
まお「貴様...それが目的だったのか!?」
それはキーストーンとメガストーンだった
べノ「てめぇ!それは!」
シャーヴァル「ふふふ...拝借した、いくぞ、メガシンカフュージョン!!」
その瞬間全員が耳を疑った、メガシンカならまだわかるがそれにフュージョンがついていたのだ
じゅじゅ「これこれこれこれーーー!!!」
じゅおん「きゃっはっはっはっはーーーー!!」
激しい光に辺りが包まれる、その光が収まった瞬間全員が目を疑った、そこには
シャーヴァル「これが...こいつらの力か...
上半身と手がメガジュペッタ、下半身と腕がメガゲンガーの異形な怪物がそこにはいたのである
ラグナ「んだよあれ...ポケモンなのか...
まお「ふふふ...あーっはっはっはっは!!腹がねじれる笑い殺す気か!」
M
じゅじゅおん「「なんだと!?」」
ま お「そのような邪な方法で手に入れた力など力にあらず、人間共が意図的にポケモンを品種改良するように作り物の力に頼ればいつか痛い目にあう、それを固体のせいにして新しい個体を作り出す人間と貴様は変わらんぞ、悪いことは言わん、今すぐその力を捨てろ、さもなくば...殺す」
M
じゅじゅおん「「貴様ごときに私たちを殺すことなどできん!!」」
まお「殺せるさ、貴様ダークネスポケモンじゃないだろ」
M
じゅじゅおん「「なにを根拠に...」」
まお「我は相手の力量を測ることが得意なんだ、ゴーストタイプなんだろう呪うなら我ではなくそこのシャーヴァルにするんだな、貴様にはそいつとはまったく別の禍々しさを感じる、それかシラを切るか殺すぞ」
M
じゅじゅおん「「ぐむぅ...貴様ぁ!!!」」
大きな手腕がまおに振りかざされた、まおはそれを難なく避けた
まお「どうした?目をつぶっている相手に当てられんのか?」
シャーヴァル「やるな、敬意を払う、しかし...
???「許さない...
その場が静まりかえった、空気が冷え切っている、たとえるなら伝説の氷ポケモンが全員その場にいるのではないかというくらい静まりかえって冷え切っている、全員の視線はある方向に向けられた、そこには兎組と...ラピスをプリンセスハグ(お姫様だっこ)しているアデアがいた
アデア「よくもラピスに...みんなに同士討ちなんてひどいことを...
そのアデアの顔はとんでもない形相と化していた、それこそそれを見たまお、ましてやべノでさえ恐怖を感じていた
ラピス「んっ...アデア...?」
アデア「ラピス、立てる?」
ラピス「えっ...?う、うん...///
アデア「よかった、ありがとう、僕たちを逃がすためにがんばってくれて」
その瞬間ラピスはドキッとした普段はアデアにストーカーまがいのことをしているというのに彼は今感謝の気持ちを自分に与えてくれている、そしてその怒りの狂気に心の中で快感を覚えてしまった
ラピス「はい...///
アデア「ちょっと待っててね、わかな行くよ」
わかな「わかりました」
その瞬間二人の姿は
シャーヴァル「!?」
シャーヴァルのみぞおちに二人のドラゴンテールが直撃した、シャーヴァルが気づいた時に当の本人はすでに遠くの建物に吹き飛ばされていた
たらこ「リーダー!おーまーえー!」
たらこの爪がアデアを襲う、アデアはわかなを庇った、しかしその爪はアデアには届かなかった
ラピス「させない....アデアは傷つけさせない...!」
アデア「べノさん!やつを!」
べノ「おう!ありがとよ!」
べノはシャーヴァルに向かった、それを皮切りにラグナたち毒組がステイルに、まおたち地組がMじゅじゅおんに、アデアたち兎組がたらこに当たった

ラグナ「さぁこんどこそ決着つけてやらぁ!覚悟しろ!この虫やろうが!!」
ステイル「ふん!貴様一人に何ができる!」
ラグナ「ちっ...
???「一人で戦ってんじゃねーよ」
???「俺たちもアイツに借りがあるんだ、久しぶりに俺たちでやろうぜ」
ラグナ「お前たち...
ジュリィ「家族だろ、俺たち」
シャーリィ「行くぞ、ラグナ」
ラグナ「あぁ!!」

アデア「ぐっ...
アデアたちは苦戦していた、何せ相手はボーマンダ、空を飛んでいるためなかなか戦いにくい、さらには混戦状態なので大きな技も出そうにも出せない、唯一たらこに攻撃ができるのはアベリアとライフだけである
ライフ「アベリアちゃん!!」
無論たらこの狙いはアベリア、負傷しているため落としてしまえばたらこはライフと一対一、たらこからすればアベリアはかなり面倒な相手でもある、フライゴン という種族はあまり面倒な追加効果をもつ技を持ってないと判断してしまったからである、実際ライフはたらこに打点のある攻撃は逆鱗、もしくはフェイントだけである、たらこはそれを覚えていたので逆鱗は避けてしまえばいい、一方たらこの誤算はアベリアを真っ先に撃墜したので技がわからず、今さっき混乱にして くるシグナルビーム、避けれないパワージェムを確認した、そのためあせってはいるが元々緊張感のない性格が災いして完全に二人のことをなめきっていた

そしてまおたちは目の前の怪物に苦労していた、流石に避けれなければ強力な攻撃であるため必死ではあった、それぐらい攻撃が激しかった
まお「ほれほれ、やればできるじゃないか」
それもこれもまおが煽っているからであった、復活したMEXさんもドラゴも呆れ返っていた

ラグナ「くっそ!」
ステイルの速さに翻弄され苦労している三人は違和感を覚えていた
ラグナ「あいつ...まさかな」
シャーリィ「やってみるか?」
ジュリィ「やってやろうぜ!」
すると三人はおもむろにクラウチングスタートの体制に入った
ラグナ「よーい、ドン!!」
三人は一斉にスタートした、ステイルは順々に対応する、まずはラグナが殴りかかってきた、それを捌き蹴り飛ばす、続いてジュリィのアクロバットに対応できず よろけるがシャーリィの攻撃にはしっかり対応した、そして三人はステイルを真ん中に三角形状に隊列を組んだ、そして三人は怖いくらいにやついた
ステイル「なにがおかしい?」
ラグナ「やっぱりな、あの怪物が原因か、あいつらがこれをやっているというなら納得できるし辻褄も合う」
ステイル「?」
ラグナ「あの時カオティクスたちが空に逃げたときリフレクターのようなものに進路を阻まれた、おかしいよなあんな飛んでるやつがむほうびなのにタイプ的に有利なはずのライフじゃなくてどうしてアベリアをあのたらことかいうやつが狙ったか」
ステイル「...
三人「お前たちはトリックルームをミアレに展開している!!」
ステイル「...どうしてわかった?」
ステイルは隠しても無駄と判断し、白状した
シャーリィ「俺とジュリィさ」
ステイル「なに?」
ジュリィ「最初俺たちは別々のタイミングで攻撃をした、だが今は全員一斉にだ」
ラグナ「普通ならジュリィ、シャーリィ、俺だろうな、だがシャーリィは特別だ」
シャーリィ「俺はスカーフを持っているんだ、だから俺、ジュリィ、ラグナの攻撃順になるはずだ、だがそれが逆転したんだ」
ラグナ「おそらくお前だけじゃない、たらこもあの怪物もシャーヴァルもトリックルームで戦いやすいように特訓しているな」
ステイル「今頃それを知って貴様たちに得があるはず...
ラグナ「あるんだよ」
三人は一斉にステイルに殴りかかった、しかし鈍い一撃がわき腹を襲う、それはポケモンの中でも鈍足なことで有名なシュバルゴのしゅヴぁるによる一撃だった
しゅヴぁる「お前たちがダークネスポケモンを大量に展開したように俺のようなやつもいることを...忘れるな、それが貴様の敗因、今だ!!」
三人「「「業火!水震!深草三身一体(ごうか すいしん しんそう さんみいったい)!!!」」」
その攻撃を受けてしゅヴぁるは吹き飛ばされ、ステイルは大きく体制を崩した、しかし倒すまでには至らず激怒したステイルはとんでもない速さで攻撃をしてきた、流石に三人は反動で動けなかったがその攻撃は当たらなかった
ステイル「...なんだ」
そこにはちいさな少年がステイルの攻撃を完全に受け止めていた
???「あらら、みなさん怪我してますねー治しますよー」
その少年とは別に長身の少女が陽気な声でそう言った

まお「なんだこれは...
そこには先ほどまで煽るに煽った怪物がさらに異形な姿に変化していっていた、そこへ
???「いでよ結界、悪しきものをここに封じたまえ」
???「ホントにやんの?めんどいなぁ」

ライフ「アベリアちゃん!!」
いよいよアベリアは撃墜されてしまった、ライフがアベリアを庇った時、たらこは後ろに気配を感じていた
たらこ「...だれよあんた?」
???「ふふふ...
???「大丈夫ですか?」
ライフ「あなたは...

ラグナ「お前たちは...
チグサメ(カポエラー)...
デビローズ(ハピナス)「デビローズです、こっちはチグサメ君です」

いっこんぞめ(バクフーン)「なーなーただいなちゃん、ホントにこんなのやれんの?」
ただいな(ムウマ)「やるんですよ、いっこんぞめさん、父上のお告げですから」

しらみつ(バルビート)「しらみつと申します、大丈夫ですか?御嬢さん」

たらこ「あんた誰さ」
カゼキリ(スピンロトム)「私さまの名はカゼキリさまだ、覚えておいて徳はあるぞ」

ステイル「こんのチビが....!!」
ステイルはフルパワーでチグサメを殴った、しかし彼にはまったくと言っていいほど聞いてない、否、受けきられて、もしくは寸前でかわされているのだ、そしてステイルの豪快な攻撃とともにチグサメは動き出した
チグサメ「!!」
まずは左の腰椎と股関節の間に回し蹴りを決める、大きく体制を崩し巨体が地に右足をつけた、すかさず膝蹴りを眉間に放ちボディを開けさせる、しかし抵抗をするステイルは手刀を放つ、まっすぐブレの全くない正中線を狙った一撃はあまりに美しかった、だがそれがあだとなった、その手刀はチグサメが完全に頭をノーガード状態にさせるために放たせたのだ、チグサメはその手刀を足場にその小さな体を宙に浮かせる、そしてむほうびになったステイルの頭のちょうど百会(ひゃくえ)の部分にかかと落としを放つ続いて落ちてきた頭部に再び膝蹴り、そして回し蹴り、先ほどとは逆の順序で蹴り技を放った、次の瞬間すさまじい蹴りの嵐が ステイルを襲う、意識が朦朧になるほど強い攻撃を頭部に複数受けたステイルにはガードできるはずもなく、すべての蹴りをまともに受けてしまった、そして フィニッシュのとび蹴りに派生するようにみぞおちに足刀蹴り、最後に空中に飛んだチグサメの回転蹴りが綺麗に頭部へ炸裂した
チグサメ「(三発目のとどめのトリプルキック)三連天龍脚...(さんれんてんりゅうきゃく)」
なんの抵抗もできずステイルは地面に倒れた
ラグナ「すげぇ...
シャーリィ「とんでもない格闘センスだ、見習わなければな」
ジュリィ「俊敏かつ軽快な動き、なるほどね、そりゃこうこうのしっぽが帯になってんだ、あいつが抵抗できないはずだ」
デビローズ「はい、終わりましたよ」
そそくさとチグサメはデビローズの後ろに隠れた
ラグナ「ありがとう、名前でわかった、お前たちが」
デビローズ「えぇ、今秋からお世話になります」
その瞬間ステイルが血眼になってデビローズを襲う
ラグナ「あぶない!!しつこい野郎だ!!」
だがステイルはデビローズの手前で怖いくらいピタッと動きを止めた
デビローズ「あらら、手を出したくないからチグサメ君には本気でやってもらったというのに...流石はダークネスポケモン、お話に聞いた通りタフですこと」
先ほどとは変わらない状態、唯一変わっているのはデビローズの手がステイルに向いていることぐらいだった
デビローズ「お仕置きが必要のようですわね...
その瞬間ステイルは遥か上空に浮かされたそしてデビローズはステイルを直立にし開脚、後ろくるぶしにステイルの首と両足をひっかけた、そして体をブリッジのごとくねじりステイルの両手を自分の両手で抑え込みサイコキネシスを解き、激しく回転しながら急降下した、このフェイバリットホールド、完成までわずか一秒
デビローズ「(とどめの地球投げ)デビローズバスター!!!!!」
とんでもない高さ、とんでもない回転によって全身を強打したステイルは今度こそ動かなくなった

たらこ「自分に様づけねぇ、DQNかよ」
カゼキリ「ふふっ」
カゼキリはたらこの後ろにいた、先ほどまで目の前にいたはずなのに、たらこは振り向こうとした
カゼキリ「動かないほうがいい(でんじは+たたりめ)マイクロファントム」
振り向いてしまったたらこは体制を崩し地面に墜落した
たらこ「ぐっ...なぜ...羽が...
たらこの羽はボロボロになっていた、そのうえ全身が重く、自由に動けずにいた
しらみつ「カゼキリさんのマイクロファントム、それにエアスラッシュであなたを地面に引きずり落とすという作戦はうまくいきました」
たらこの目の前にはしらみつがいた、しらみつは銃のようなものを片手になにかエネルギーをチャージしているようだった、たらこはそれに気づいた
たらこ「させるかっ!!」
しかし目の前で斬撃が放たれる、それは
ナイト「てゐ国歌劇団、戦組参上!!」
ナイトとゲキガンガーの二人であった
たらこ「おまえたちは...あの時の」
ゲキガンガー「オボエテクレテカンシャスル」
ナイト「だが借りは返さなければ拙者たちの気が済まぬ」
そう言うとナイトは抜刀した、しかしたらこはそれにひるむことなく二人を吹き飛ばした
ゲキガンガー「サスガニテオイデモツヨイナ」
ナイト「だがそれでこそ逆境だからこそ楽しい」
ゲキガンガー「タノシイカラコソ」
ナイト「早く終わらせる」
たらこ「寝言は寝て言えええええ!!!!」
ナイト「いくぞ!」
ゲキガンガー「シャドーパンチ!!」
その場から最大威力のシャドーパンチが放たれるとともにナイトは走り出した
たらこ「まーたその攻撃か!!同じ手が通用すると思うか!!」
だいもんじによってあたりに爆風が発生し、あたり一面が煙だらけになった、そして緊張感の無いその性質は仇となった
たらこ「えっ...?」
たらこは二人の一撃をモロに受けた、合体技として
あの爆風が発生した直後、ゲキガンガーはナイトの前に仁王立ちをして爆風からナイトを守った、そしてゲキガンガーの飛ばされた右腕を自分の右手に装着し、つじぎりを決めた
ナイト「斬龍手刀(ざんりゅうしゅとう)」
ゲキガンガー「カイビャクセンジン(開闢戦神)」
たらこ「ぐっ...
ナイト「これで借りは返した」
そう言うと二人はすぐさま移動した、しらみつのチャージが終わったからだ
しらみつ「(任意のほたるび+はかいこうせん)ハイエネルギーブラスター!!ギアシックス!!」
たらこが気づいた時、すでに彼女はミアレの町波にたたきつけられるように光線を受けてしまった、言うまでもなくたらこは絶命寸前になってしまい、ピクリとも動かなくなった、彼女が普通のポケモンなら命を落としていたに違いない、強烈な一撃であった

M
じゅじゅおん「「なんだこれはあああ!!!」」
怒り狂い、はられた結界を壊そうと怪物は暴れていた、しかし結界は破れる気配など微塵もなかった
ただいな「おとなしくなさい、別の次元よりいでしものよ、あなた方はポケモンですらありませんね?この世界ではジュペッタ、ゲンガーの姿のようですが」
いっこんぞめ「流石ポケモン霊媒師、やっぱりシオンタウンと送り火山から逃げ出したご神体なのかい?」
ただいな「どっちつかずです、おそらく裏の世界から...だと思います、たぶん...かのギラティナとはまったく別の」
まお「貴様ら先ほどから何を話している」
ただいな「あなたがまおさんですね?」
まお「そうだが」
ただいな「協力してください、あなたの力が必要です」
まお「ほぅ...力とは」
ただいな「私たちであいつを衰弱させます、あいつの額に目が浮かび上がったらそこにあなたのハンマーで叩いてください、目いっぱい」
まお「いいだろう」
ただいな「いっこんぞめさん、みなさんであいつを弱らせてください、あなたたちならあの結界にはいることができます」
まお「ということだ、お前たち、行け!」
まおの号令とともにダークネスポケモンを相手にしていた地組が一斉に怪物に向かっていった
MEX
さん「(こうそくスピン+ハイドロカノン)バニシングハイドラ!!」
「(かみなり+さざめき)サンダーシンフォニー!!」
足元にRTYUAを背中に乗せたMWXさんがバニシングハイドラを放つ、この技はバニシングタイダルの数倍の威力、特殊能力を取っ払って威力に特化した結果である、そして背中のRTYUAは必死に目を回しながら必殺技を放つ、実はこの技某電気ネズミの雷のように自分を中心に落ちてくるので足下にいないとこういった相手には当たらないのだ

まお「次!!」

まおの号令に会わせるように続いてドラゴとくぃーんが責め立てる、この二人、地組の中でも特に火力が高い二人である

ドラゴ「(諸刃+大文字)メルトラスター!!」

くぃーん「(サイコキネシス+マジカルシャイン)サイコノヴァ!!」

その一撃はそれぞれ両手を吹き飛ばした、圧巻の一撃である、そして両手が無くなったことをいいことにむほうびな怪物へこの二人が一撃を放つ

ジーナ•シュトラ「「(熱風+吹雪)エクスプロージョン•トルネード!!」」

容赦のない一撃がモロにヒットするガードさせないために腕を破壊したのだ、いつもはいがみ合っているように見えて全員が全員のことを考えている

ジーパン「今戻った」

ニーナ「ただいま!」

まお「よく戻った!さあいけ!!」

ぼたん「いくぞ...

ジーパン「おうよ、左いくわ」

ニーナ「じゃあ右で」

ぼたん「頼む...

走りながらそれだけ話すと三人はすぐに配置に付いた、これが地組のコンビネーションの高さである、言葉が余計な時だってあるくらい彼らは心では通じ合っているのである

ぼたん•ジーパン•ニーナ「「「(悪タイプの技×3)イービル•クラッシュ!!!」」」

強烈な三つの一撃に頭を回しつつも後一歩目を開かない怪物を見ていよいよいっこんぞめが動いた

いっこんぞめ「おーおーかわいそうだね、ここは今の私が使える一番威力のない技で行ってあげるよ」

そう言うといっこんぞめはちいさな火の粉を手のひらから息を吹きかけ怪物に向かって下投げで足下に放り投げた

まお「貴様!このような時に手を抜くとはどういうことだ!恥を知れ!!」

MEXさん「(まおが言わないでくださいよ...)」

RTYUA「(まおが言わないでよ...バカだなぁ...)」

くぃーん「(貴様が言うな...)」

ドラゴ「(隊長が言うなよ...)」

ニーナ「(まお他人のこと言えないくせに...)」

ジーパン「(てめぇが言うな...)」

ぼたん「(お前が言うな...)」

ジーナ「(隊長にソレ言う資格無いデスヨ...)」

シュトラ「(隊長やっぱりバカなのかな...)」

この時、まお以外の地組の心が一つになった、しかしその火の粉はみるみる内に巨大な業火になり怪物を包んだ

Mじゅじゅおん「ギャアアアアア....!!!つ...冷たい....!?」

全「!?」

いっこんぞめ「楽しんでもらえた?じゃあね☆(トドメのブラストバーン)ブラストバーグ!!」

パチンといっこんぞめが指を鳴らすととたんに業火は凍っていき、怪物を凍らせた、ギョロリと開いた目を除いて

ただいな「今です!」

まお「これで終わりだ!(トドメの諸刃)龍突!!ガプンツエル•トールハンマー!!」

大きく見開いた目にその一撃は余りにも痛すぎる目薬であった、目をやられた怪物は氷を砕こうと暴れるが氷は砕けなかった

いっこんぞめ「おっと、舐めてもらっちゃ困るね、そんじゃいなちゃんヨロシク」

ただいな「....(謎の呪文)」

ただいなはいっこんぞめの言葉を聞いていたのか解らないくらい真剣に呪文を詠唱していた、それも普通の言葉では無かった

ただいな「裏より出し魔物よ...我は陰陽道代200代目の継承者、元の世界に戻れば神はあなたでさえ手荒に扱うことはなさらないでしょう、今声が聞こえるなら最後の機会を与えましょう、さぁ、おとなしく元の世界に帰りなさい!!」

Mじゅじゅおん「「ことわる!!小娘ごときが私たちのこの計画を邪魔するなど笑止千万!!」」

ただいな「...わかりました、(いやなおと+つばめ返し)封魔!怪音印!!(ふうま かいおんいん)」


奇怪な怪音が響き、怪物はただいなの出したお札に吸い込まれてしまった




続く...



次回予告
ラグナ「これは...」
アデア「まさか!?」
シャーヴァル「見せてみろ!!」
ベノ「お前は...」
???「なんてザマだよ」
壁は壊した、しかし、砕けぬ壁もある、痛感する時に初めてわかるもの、振り向けばきっといる、いつか会った者と、誰しも過去が無ければ生きては行けないのだ、その滑走路を走り抜け!友と言える者と共に!
次回、てゐ国歌劇団スペシャル てゐ国歌劇大戦 wound that I will never forget part4 サブタイトル Fight, and you are not alone

てゐ劇三組に波乱の嵐!!お楽しみに!