teikokukagekidan’s diary

主にハーメルンに投稿してる小説の設定

てゐ国歌劇団スペシャル てゐ国歌劇大戦 wound that I will never forget last part

パキィ!!、その音はミアレに響いた、そして目映い閃光が何も見えないくらいまぶしく、むしろ闇を思わせるほど何も見えなかった
ラグナ「やったのか...?それとも...」


シャーヴァル「...」
そこには倒れたシャーヴァルがいた、その目の前には、ベノとジーパンの姿があった
シャ「終わったのか...」
口から血を噴き出し、まさに戦意喪失、もうシャーヴァルには力が残されていなかった、それもそのはずである、シャーヴァルは優先的に自分からてゐ国歌劇団トップクラスの相手とばかり戦ってきた、まお、ベノは然ることながら龍組やデオキシスなどの強豪組も全部自分が引き受けた、すでにベノとデオキシスを相手にした時点で体力に限界が来ており、最後の手段としてのこの融合怪獣も身体にそうとうな無理をさせていた、ダークネスポケモンは死なない、それが返ってスタミナなどの加減ができないのだ、半分ダークネスポケモンのベノたちはこの加減ができる
シャーヴァル「やはり..お前達にはかなわないな...」
自分の負けを潔く認め、笑顔を見せる、その顔には達成感が見て取れる
ジーパン「...ずっと、ずっと聞きたかった、その角、いつ壊れた」
じつはこの角、ジーパンとベノもなぜ折れたか知らなかった、彼らがシャーヴァルとの最後の...4年前の戦いでお互いに気絶していたためまったく知らなかったのだ
シャーヴァル「...これはベノ...お前が壊した...」
ベノ「俺は覚えがないが...」
シャーヴァル「当然だ...お前はあの時...俺がジーパンの下半身を切断した時に気を失っていただろう...直後にお前はダークネスポケモンとして覚醒したのだろう...まさか自然覚醒するとは思わなかったがな...その後お前は俺の角を砕き、辺りを破壊しようとした...流石に危ないと思った俺は..お前をどうにか気絶させることに成功した...だがこのままでは危ないと判断した俺は止む無くジーパン、お前にベノのDP(ダークネスパワー)を半分移植した...その副作用でお前は一命を取り留め...無様にも力を使い果たした俺は倒れ...気がつけば牢獄だ...」
ジーパン「...つまり、さっきのようにあわてとベノが同時に攻撃すればお前は死ぬ訳だな...」
シャーヴァル「そういうことだ...」
ベノ「この...バカやろう!!お前!!」
シャーヴァル「最後にお前達と戦えて...心残りは無い...」
ベノ「死ぬんじゃねぇよ!」
ジーパン「死ぬなっつってんだよ!!あわてとベノの努力も知らないで!!あわてとベノはな!アンタをリライブするために今でも生体サンプルとして自分らの身体使ってこれまで4年間色んなことやってんだよ!!生きろよ!!迷惑かけていい訳して逃げ道つくって、最低じゃねぇか!!自分より誰かのために生きようとは思わねぇのか!!」
シャーヴァル「そんなこと...あの怪獣になった時から諦めていた...」
ベノ「シャーヴァル!!」
ジーパン「ばかやろおおおおおおお!!!」























「ここはどこだ...俺は確か...ここは天国?地獄?...いや...ここは...」
そこは真っ白な...病室であった、静かな部屋にピーピーと機械の電子音が小さく響いている
目を覚ましたのは
シャーヴァル「...生きている...?」
シャーヴァルであった
シャーヴァル「どういうことだ...俺は確かに...」
ベノ「気がついたか」
そこにはベノがいた
シャーヴァル「ここは...」
ベノ「てゐ国歌劇団の医療施設だ、お前には判決が下った」
シャーヴァル「ちょっと待て...どういう...」
ベノ「判決、シャーヴァル、有罪、だが死人は出なかったため刑罰は軽い物とする、ミアレの修復、およびダークネスポケモン抹消のための生体サンプルとしててゐ国歌劇団に仮所属されたし、以下二名も上記と同じ判決を下す」
シャーヴァル「二名..?」
たらこ「リーダー!!」
シャーヴァル「ぐぅ!た...たらこ、ステイル...」
たらこ「心配したんだからぁ!!ばかばか!!リーダーのばか!!」
ステイル「リーダーが存命と聞いて..私は...私は...うぅ...」
シャーヴァル「お前達...」
ベノ「そいつらに感謝しろ、そいつらがいなかったらお前は死んでいた、純粋なダークネスポケモンのDNAサンプルが無ければ完成しなかった特効薬がな」
シャーヴァル「お前達...なぜだ」
たらこ「バカ!!アタシたちリーダーがダークネスポケモンにしてくれなかったら死んでたんだよ!?恩返しくらいどんな形でもいいからさせてよ!!」
ステイル「私はこれからもリーダーのお側に、あなたに助けてもらってからこの身、既にあなたと共にと誓ってましたから」
シャーヴァル「ありがとう...こんな怪物に味方してくれて感謝する」
ステイル「何を言います、怪物なら我ら二人もです、もし怪物でなくとも怪物になるだけです」
三人が感動の再会をしている中、ベノは気は乗らないが口を挟んだ
ベノ「あー、その辺にしておけ、それと、牢獄だが、お前達を信頼して同室にする、それとあのゲンガーとジュペッタについて...」
シャーヴァル「!!ベノ!!あいつらは!!?」
シャーヴァルが突然大声で問いただす
ベノ「それはこっちが聞きたい」
まお「それならただいなが封印したぞ」
ベノ「まお!」
まお「ほれ、これがその...」
シャーヴァル「くそっ!!んな子供騙しに引っかかりやがって!!あいつらがその程度で封印されるわけないだろ!!」
ドォン!!
ベノ「なんだ!?」
シャーヴァル「奴らだ...」
ベノ「は?」
シャーヴァル「俺たちはお前と決着を付けた後生きてさえいればこいつらを殺すつもりだった、たとえ刺し違えてもな」
ステイル「リーダー!」
シャーヴァル「お前達もついてこい!」

ミアレ

ベノ「この匂い...」
まお「死体の匂いか...」
そこにはつんざくほど酷い匂いが充満していた
くぃーん「これは...うっ!!」
ドラゴ「隊長!これは...」
そこにくぃーんとドラゴが駆けつけたがあまりの惨劇に目を疑っていた
まお「我も何がなんだが...」
シャーヴァル「やつらだ...」
ベノ「やつ?」
シャーヴァル「俺はじゅじゅと契約した、このカロスに眠る悪魔を復活させるそのための隠れ蓑になってもらうと」
ベノ「承諾したのか...」
シャーヴァル「こんななりでもヤバいものの判別はつく、だから刺し違えるつもりだった、この...」
禍々しいオーラに包まれた何かをシャーヴァルが指差す
シャーヴァル「じゅじゅたちから聞いた話ではこいつが根源らしい、ダークネスオリジン、七つの大罪
ルシファー(サザンドラ♀)長女
レヴィア(サザンドラ♀)次女
サタン(サザンドラ♀)三女
ベルフェ(サザンドラ♀)四女
マモン(サザンドラ♀)五女
ベルゼブブ(サザンドラ♀)六女
アスモ(サザンドラ♀)末っ子
くぃーん「不快な...」
ドラゴ「俺がやる!マグn...」
一瞬にしてドラゴの姿が目の前から消えた、いや、厳密にはあり得ない早さで後ろの壁にいるのがわかった、サタンの片手がドラゴの首をミシミシと絞めているのだ
まお「ドラゴ!!」
ドラゴ「...!」
ドラゴはわかっていた、一言でも喋れば、首の力を緩めた瞬間、自分は死ぬ、それくらいサタンの腕力がポケモン離れしていたのだ
くぃーん「(サイコキネシス+マジカルシャイン)サイコノヴァ!!」
見かねたくぃーんがドラゴを助けるためにサイコノヴァをサタンにぶつけた、しかし
くぃーん「...」
くぃーんのプライドが傷ついた、なんと地組でもトップクラスの威力とされるサイコノヴァが
ベノ「なんだこいつら...」
受け止められた、ドラゴを絞めてないもう一本の腕が、サタンはこちらを見てすらいない、そしてサタンはそのサイコノヴァをなんの躊躇も無く振り回し始めた、無論辺りはぐちゃぐちゃ、さらに近づくことが困難となった...そのとき!!
一線がサタンを襲い、ドラゴは救出された
まお「貴様...」
シャーヴァルによって
ベノ「シャーヴァル...」
シャーヴァル「勘違いするな、元より刺し違えるつもりだった、だからこいつを回収しておいた」
そう言って手に持ってる刀を見せる、禍々しい、その言葉が似合わないほど禍々しい外見をした刀であった
ベノ「お前!それは!!」
シャーヴァル「置いていてくれて感謝する、さぁ!!七つの大罪!!かかってこい!!この刀は妖刀夢幻影角(むげん えいかく)、使用者の命を吸って刃を構成する呪われた刀!!貴様らを一人だけでも道連れにしてやる!!」
シャーヴァルがそう威嚇すると七つの大罪は何も言わず、散り散りに飛んだと思えばとある方角に七つの影をそろえて飛び去って行った
ラグナ「あの方向は...」
ベノ「ラグナ、面倒くさいことにならないことを願うか?」
ラグナ「ホウエン...」


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