teikokukagekidan’s diary

主にハーメルンに投稿してる小説の設定

てゐ国歌劇団 ラグナの旅日記 第十五話 ひとりぼっちは寂しいもんな

この物語はてゐ国歌劇団の番外編、ポケモン、申し訳程度のサクラ大戦要素を含みます、これがダメという闇の力の僕たちはとっととおうちに帰りなさい



ラグナ「ぺっ!ぺっ!灰だらけじゃねぇか!」
あるま「これも自然の一つだな、ここにくるのは数年前...あの時ここでしゅヴぁると決闘した時以来だな」
ぼたん「...だが...、決闘するにもいささか厳しい所だな...」


ーハジツゲタウンー


ラグナ「よし、一時間休憩にしよう、食料でも買い貯めするか」
アンペルト「水が必要じゃの、買っておくか」
あるま「あぁ、それなら心配ないぞ、先にある流星の滝に行けば水はある、あそこの水は美味だぞ」
ぼたん「そうだったのか...」
アンペルト「あるまが言った瞬間に自販機のボタンを押してもうたと」
ラグナ「それが空(から)になったら水入れたらいい話しだろ、それに...それを飲めばあの滝の水の旨さが尚わかるぞ」

一時間後...



ラグナ「着いたぞ、流星の滝だ」
あるま「ふむ...いい音だ、ここでよく修行したものだ」
ぼたん「...ん?」
アンペルト「どうかしたか?」
ぼたん「いや...なんでもない...」


ラグナ「!!」
ラグナ達が入った直後にとてつもない地震が起こった!!
ラグナ「な...なんだ!?」
ぼたん「!!ぐぅ...!」
あるま「ぼたん!むぅ!」
アンペルト「あるま!ぼたん!」
ラグナ「二人とも!大丈夫か!?」
アンペルト「ラグナ!動くな!ぐっ...!」
ラグナ「アンペルト!!クソっ!!全員とはぐれた...」


突如起こった地震によって四人は分断されてしまった、落石によってラグナも八方ふさがりになってしまった

ぼたん「うぅ...流されたか...」
ぼたんは激流に流され洞窟の深部に居た
ぼたん「...せめてノクタスならこんな岩盤ごとき...」

あるまは地割れによって地中深くに閉じ込められていた
あるま「...少し考えるとしよう...」

アンペルト「...すぅ...ラグナあああああ!!!!!!」
ラグナあああ....
ラグナああ...
ああ...
アンペルト「ふむ...けっこう落とされたみたいじゃのぅ...」

ラグナ「!、アンペルト...待ってろ...」


あるま「...ここが緩いか...だが...小刀でどうにかできるものなのか...、まったく、アーマルドがどれだけ便利だったか身にしみるな...」

ぼたん「痛っ...やっぱりサボネアじゃあ無理があるか...」

アンペルト「やっぱり姿は元に戻っても能力は低いのぉ...ライラとコンビが組めん...」

あるま•ぼたん•アンペルト「「「何より...一人というのは寂しいな(のぅ)...」」」

ガキィン!!ガキィン!!
ぼたん「...!」
その時だった、ぼたんがうなだれている壁にヒビが入った、そして...
ラグナ「そう思うなら思わせないようにさせてやる、同じ境遇の『仲間』としてな」

アンペルト「!」
エクレール「やっほ、久しぶり〜」

ドラーシェス「ラグナ様の命により救援に参りました」
あるま「助かった、礼を言おう」



ラグナ「エクレール!」
エクレール「ほいほい、こっちも無事でしたよー」
アンペルト「ラグナ!!」
あるま「ラグナ!」
ラグナ「アンペルト!あるま!無事だったか...」
アンペルト「上からエクレアが落って来た時はビビったけん」
あるま「しかし早かったな、もっとかかるものかと...」
ラグナ「礼なら...このドラーシェスに言ってくれ」
ぼたん「...?」

数分前...
ラグナ「さて...どうしたものか」
ドラーシェス「ラグナ様ですか?」
ラグナ「お前...ドラーシェスか!どうしてここに」
ドラーシェス「いえ...修行をしていたところ突如地震に襲われまして...」
ラグナ「そうだ!無理なのは承知だ!エクレールに連絡を取ってくれ!仲間の命がかかってるんだ!!」


あるま「そうだったのか...運が良かったのか...」
アンペルト「どちらにせよ感謝する、危うく死ぬところじゃったかも知らん」
エクレール「今回はベノさんから取っときますね」
ラグナ「お前『仲間』の命を金で買うのか」
エクレール「てへっ」
ラグナの呆れ顔にあるま、ぼたん、アンペルトの三人は笑ってしまった


次回予告、エクレールの助けもあってカナズミに到着したラグナ一行、しかしそこにはあの厨二病完璧末期患者が待ち構えていた、何かと因縁を持っているようで戦いを挑んで来た。そのゲームとは一体...


次回、ラグナの旅日記 第十六話 魔王再臨



次回は最近壁に埋められたアイツが登場、一部に大人気のギャグ要因が大暴れ?