teikokukagekidan’s diary

主にハーメルンに投稿してる小説の設定

てゐ国歌劇団外伝 エクレール:二つの草鞋

この物語はてゐ国歌劇団の番外編、ポケモン、申し訳程度のサクラ大戦要素を含みます、これがダメという闇の力の僕たちはとっととおうちに帰りなさい。後今回は主人公目線があります、主人公目線はそのキャラのイメージカラーになります、今回は金色です。見にくかったので変更しましたがエクレールのイメージカラーは黄色です。どうですか?見難いでしょう?加えて今回は着せ替えフラッシュを使わせてもらっております


エクレール「んー?聞こえなかった?しばらく休暇、あんたら年中付いてかせてるからね、だからそうだね...一ヶ月くらいしたら戻っといで」
ハヤテ「...了解しました、失礼します」
次々とメンバーが瞬間移動を思わせるように消えて行く中ただ一人だけ動こうとしなかった
エクレール「行かないのかい?マキちゃん」
マキだ
マキ「えっと...その...」
エクレール「何だい?」
マキ「行く前に一度聞いてみたかったことが...エクレール様は私たちのことを邪魔だと思ってはいません...よね...?」
エクレール「(ふぅ)...」
この子はやっぱり肝が据わってるねぇ、こんなこと聞かれたのは初めてだよハヤテとかでも聞いてこなかったのに(怖がって)うざくは無いけどくすぐったい感じだ、かわいいなぁもう
エクレール「思ってたら年がら年中護衛させないし御飯に連れて行かないよ、今回の長期休暇はあんたらに英気を養ってほしいだけなんだ、だから勘違いしちゃダメだよ?」
マキ「はい!」
そういうとマキちゃんは笑顔で去って行った、ってかドラーシェスの奴マキちゃんに移動方法教えたな...せっかく私が教えるつもりだったのに、おのれぃ。まぁいいや、さーて...どうしよっかな
しゅヴぁる「エクレール
エクレール「はうわぁ!!?」
しゅヴぁる「す...すまない、驚かせるつもりはなかった」
エクレール「え?いえいえ驚いてませんよ????」
やっべー、今のアタシ超挙動不審じゃん、落ち着け私素数を数えるんだ、12345678910、やべぇ私素数の素の字も知らねぇ
しゅヴぁる「いや、落ち着くまで待ってるからな」
エクレール「もっ、もちゆきませたー!!」
しゅヴぁる「...(落ち着いてないな...(汗))」


エクレール「そ...それで何の用でしょう?」
まさかしゅヴぁるさんから話しかけてくれるなんて...これぞフラグって奴でしょ!
しゅヴぁる「実は...俺の服を選んでほしいんだ」
まさかの回答にエクレールはずっこけた、というか耳を疑った。
いやしゅヴぁるさんこれ以上女になりたいのかな、それはそれで私が困る、なんか困る。だって私の匙加減でしゅヴぁるさんが着せ替え人形になっちゃうじゃん
エクレール「後悔しないならいいですよ?」
でもまぁせっかくだ、ってかデートじゃん、これ

ミナモデパート

しゅヴぁる「...エクレール...?」
エクレール「はい?」
しゅヴぁる「いつもの格好じゃないんだな...」
エクレール「そりゃ白昼堂々忍者が歩いてたらおかしいでしょ(汗)」
だめだ、しゅヴぁるさんのボケが意外と侮れないストライクゾーン狙って来て笑う。因みに外出時の私はこんな感じ



なめんなよ、これでもか弱い年頃の女の子でぇい、おしゃれぐらい出来るわい

しゅヴぁる「...さっぱりわからん」
エクレール「ここは結構いいのありますよ、こんなのどうですか?」
しゅヴぁる「こ...これは...」
エクレール「はいはい着て来てくださいね〜」
私は強引にしゅヴぁるさんを試着室にぶち込んだ、何か『とてつもなく重いプロテクテーが落ちた音』(ドラゴ○ボールとかのアレ)がしたような気がするけど気にしないでおこう、うん、世の中知らなくてもいいこと沢山あるから


エクレール「着れましたー?」
しゅヴぁる「あぁ...」
...マジか、今かぐや姫に求婚して来た男の気持ちがわかるわ、女だけど








しゅヴぁる「ど...どうだ?似合うか...?」

もう女じゃん、何この人、おーい神様、アルセなんとかさんよぉ、この人の性別間違えてるよー。いや確かに服選んだのは私だよ?レディースもこっそり混ぜたよ?でもさ、誰がここまで予想できたよ?私もビックリだわ
しゅヴぁる「やっぱり似合ってないか...?」
やめて!照れながら上目遣いするのやめて!!破壊力がそこらの女子より破壊力あるから!!あなたの今の姿が最重要危険監視下だから!!
エクレール「そのー...凄く似合ってます...似合いすぎてびっくりしちゃって...」
しゅヴぁる「そうか!?ありがとう!!」
あーん、この人可愛いわ。喋っても女と疑われないね、さーて...アレはどうしよう...マキちゃん達呼べないからなー...


エクレール「せっかくだからもう少し付き合ってくださいよ、女の子のお願いですよ?」
屋上でアイスクリームを食べながら私はしゅヴぁるさんをさりげなくデートに誘う事にした、ヤバい、今私顔真っ赤だろ
しゅヴぁる「あぁ、もちろん、この服も気に入ってるからな」
さりげなくOKでました、やべぇよこの人、笑顔でさえ破壊力やべぇわ、よだれでるわ。いやー、たまには忍組隊長としてじゃなく同じ同僚(毒組)としても悪く無いね...って...空気読めぇな...
エクレール「それじゃあちょっと待っててください、そうですね...5分で戻ります☆」
しゅヴぁる「あぁ、待っておく」

エクレール「ド ラ ー シ ェ ス ゥ...、な ん の よ う だ ぁ...?」
ニッコリ笑顔で空気読めない部下に私は質問する、こちとらお楽しみ中なんだよ
ドラーシェス「無礼を承知でお力をお貸しいただきたく参りました...現在ラグナ様一行が流星の滝にて地盤沈下と思われるものに巻き込まれてしまわれました(ラグナ旅十五話より)」
エクレール「で?どうしろって?」
ドラーシェス「お力をお貸しいただきたく...どうか!」
...ふぃー...やれやれ、こういう時忍組隊長として辛いわ、組織に属すってことは自分の意志だけで行動できなくなるってこと...しかたない、『隊長』として困っている人を、仲間を助けますか
エクレール「三分しか助けないからね、先行ってるよ」
ドラーシェス「エクレール様...ありがとうございます...」
そういうとエクレールは一瞬で忍び装束(いつもの姿)に着替えて消えて行った

三分後

エクレール「おまたせしましたぁ、ちょっと込んじゃっててー」
ふぅ、あのご一行様は疲れるな、まぁそれが手間がかかるから『仲間』なんだろうけどさ、まぁこのホウエンは狭いから10分もありゃ陸地は一周できるけど
しゅヴぁる「いや、俺も少し用事をしていたところだ、行こうか」
エクレール「あっ...」
しゅヴぁるさんがさりげなく私と手をつないでくれた、...ちょっと..いや、凄く嬉しいな。しゅヴぁるさんは私の事を毒組として見てくれるから。私の周りはどうも忍組の隊長として見てくるのが多い、だから...ううん、きっと私はこの人の『さりげなさ』に惚れちゃったのかな...



ん?ちゃんとデート楽しんだよ?


FIN