teikokukagekidan’s diary

主にハーメルンに投稿してる小説の設定

てゐ国歌劇団外伝 まお:てゐ国歌劇団という組織の露払い

この物語はてゐ国歌劇団の番外編、ポケモン、申し訳程度のサクラ大戦要素を含みます、これがダメという闇の力の僕たちはとっととおうちに帰りなさい。後今回は主人公目線があります、主人公目線はそのキャラのイメージカラーになります、今回は濃紺色です。

まお「...わざわざ我を呼び出すとは...何用だ?ベノ?」
ここは...ミナモシティの地下に位置するてゐ国歌劇団の秘密基地、ここにはてゐ国歌劇団に認められた人物のみが出入りできる、そしてまおとベノが秘密裏に密会しているこの場所は...三組の隊長のみが出入りできる極秘の会議室、壁には防音性の合金属が使われており、装飾品なども無く重苦しく冷たい空気がいつも張りつめている。
ベノ「...」
いつもは陽気に喋るベノが無言でまおに『黒い紙』を渡した、まおは無駄にカッコつけて『黒い紙』を取る
まお「...これは?」
ベノ「...どうやらウチの会社に裏切り者がいるらしい、ポケモン密輸組織と密かに手を組んで希少なポケモンに手を出している...」
まお「ほう...、それで呼び出したのか?」
ベノ「あぁ...」
...てゐ国歌劇団は、ロケット団やシャドー、フレア団などと同じく秘密結社だ。だが表はボランティアや警備会社、病院など隠れ蓑となるものが非常に多い、そのため意外と知名度は無い。まぁ秘密結社に知名度も何も無いがな。加えてこの『黒い紙』について説明しておこう、この『黒い紙』はベノが『危険、及びてゐ国歌劇団に反した疑いのあるもの』と認識したものをエクレールに調べさせ、もしそれが事実だった場合『てゐ国歌劇団特別裁判所』に資料を提出。判決が下されたことを確認し、ベノが発行する。それがこの『黒い紙』、別名『ジャガーノート』この紙は少し特殊な加工をしている、そのため読み解くには『常に致死性の特別な毒を常に出し突つける必要がある』
まお「...眼を通した」
まおはそう言うと黙ってその場から出て行った、この『ジャガーノート』、普通は『鉄槌』などの意味なのだがてゐ国歌劇団で『ジャガーノート』は『皆殺し』の意味を持つ

一時間後
まお「この程度か....つまらん」
まおはコガネシティに居た、夕焼けが海に沈む光景を見ながら黄昏れていた、ポケモン密輸組織のアジトがあったビルの残骸に座りながら
まお「まったく、知名度が無いのも中々寂しいものだ、せっかく来てやったというのに『怪しい奴め!!』だと?怪しいのはどっちだ」
まおがベノに頼まれてから一時間、ポケモン密輸組織、及び裏切り者は全員始末された、もちろんこれには移動の時間も含む、詰まる所まおからすれば『5分で充分』なのだ
密輸組織の団員「うぅ...」
まお「ん?生き残りか」
密輸組織の団員「我々を敵に回してタダですむと思うな..!貴様などナナシマやシンオウ支部に殺されるがいい...!」
まお「ほう」
まおはその団員の頭部を片手で鷲掴みにするとメキメキと軽く力を加えた
団員「ぐわああああ!!!」
まお「いい事を最後に教えてやろう」
団員「ひっ!!、はっ!放せ!!」
まお「イッシュ支部を忘れているぞ」
笑いながらまおはポケモン密輸組織のバッジを
取り出し、それを団員の目の前で捨て
まお「ジャガーノート...!」
グシャッ...ボドッ...ベチャッ....
まお「ベノか、終わったぞ」
赤い夕日を背にまおは立ち去って行った、周囲からてゐ国歌劇団のパトカーの音が響いた時には既に、まおの姿は何処にも無かった




FIN