teikokukagekidan’s diary

主にハーメルンに投稿してる小説の設定

てゐ国歌劇団スペシャル もみじのがんばりものがたり

この物語はてゐ国歌劇団の番外編、ポケモン、申し訳程度のサクラ大戦要素を含みます、これがダメという闇の力の僕たちはとっととおうちに帰りなさい、もみじとの約束だよ


※この物語は

てゐ国歌劇団スペシャル てゐ国歌劇大戦 wound that I will never forget

の前日談、となり繋がっております、もしてゐ国歌劇団スペシャル てゐ国歌劇大戦 wound that I will never forgetが公開された後には本編よりこっちを先に見てください


もみじ「お使い?」
ベノに呼び出されたもみじはきょとんとした顔をしていた、もみじは今までお使いなどしたことが無かったからだ
ベノ「そうだ、まおたち地組が野暮用でクノエにいるからニーナに渡してきてほしいんだ」
もみじ「いいけどなんで?」
ベノ「ちょいとこの後俺たち開いてなくてな、手続きしなきゃなんねぇんだ、エクレールも手が空いてないらしいし頼めるのがお前しかいないんだ」
もみじ「でもぉ...」
ベノ「人や石が怖いのは承知だ、だから15番道路を経由しろ、あそこなら人間も石もこの次期は少ない、ほれ、これだ」
そう言うとベノはアタッシュケースを開けて中身のものをもみじに見せた
ベノ「これは石じゃねぇからな、てゐ劇で開発された発明品だ、それとしゅヴぁるからお弁当だ、あいつが朝練休んでまで作ったんだ、残すなよ」
とたんにもみじのきらきらした目がさらにきらきらし始めた、お弁当のおかずが大好きな肉まんだったからである
もみじ「はいはーい!行く!!」
ベノ「いい返事だ、すまんな、今日に限ってルークスもイッシュに里帰りしててな」
もみじ「大丈夫!アタシひとりでできるもん!」

ミアレ16番道路入り口

カオティクス「僕らが見送れるのはここまでです、帰りは地組が送ってくれますから」
ラグナ「気をつけていけよ」
もみじ「うん!ありがとー!!いってきまーす!!」

カオティクス「いやーよかった、タマズサさんも開いてましたがもみじさんがいて助かりましたね」
ラグナ「あぁ、あいつに任せると別の地方に行きそうで怖いわ、らんまるに任せて安心だ」

今のシーンを別カメで

タマズサ「ん?あれラグナはんにカオさんにもみじや、どないしたんやろ〜らんまるもおらんようになったし...」
※タマズサがらんまるのこと考えずふらふら移動したためらんまるが見失っただけです
タマズサ「そうや!もみじに着いて行ったらええんや〜行くで〜」

ベノ「引率サンキューな、流石にらんまるに引きつけさせてるしこれでタマズサがもみじと合流する最悪の事態は避けれたな」
ラグナ「あぁ、さて、俺たちも手続きするか、これで安全にホウエンに行けるな」
カオ「行きますか、しゅヴぁるさんが先に行って待ってますよ」

もみじ「ひっきさいた〜やみがほえ〜♪」
???「もみじ〜」
もみじ「あ!タマズサだー!タマズサタマズサーー!!」
タマズサ「もみじー!もみじもみじーー!!」

らんまる「ラグナ」
ラグナ「お帰り、留守番頼むわ、」
ベノ「やっべ、遅れちまう」
ラグナ「何やってんだ!すまん、らんまる、帰ってから聞く」
らんまる「あっ...」

タマズサ「へぇ〜、御使いなぁ、ウチも開いてたんやけどなぁ、らんまるに買いもんつきあわされたんやけどらんまるもどっか行ってもうたんよ」
もみじ「珍しいね、らんまるが迷子だなんて」
※繰り返しますがタマズサのせいです、らんまるは悪くねぇ
タマズサ「本当なぁ〜、まぁこうやってもみじと一緒にお使いに行けるんやからいいんやけどなぁ」
もみじ「うん!うわあぁ...奇麗な川...」
タマズサ「ほんまやなぁ...」
もみじ「ここでお弁当食べよ!」
タマズサ「お弁当あるん?」
もみじ「しゅヴぁるが作ってくれたんだー!」
タマズサ「うわあ!美味しそうや!」
もみじ「はい!肉まん半分!」
タマズサ「ええん?ありがとう!」

???
しゅヴぁる「来たか、少し遅れたぞ」
ベノ「他の隊長格は」
しゅヴぁる「アレには反対だそうだ」
ベノ「やっぱりか、カロスからホウエンは遠いからな」
ラグナ「そうだとしても俺たちが離れるのは危険だ、だからと言ってどれかの組をおいては行けない」
カオティクス「おそらく数ヶ月、下手すれば一年も時間をカロスを放置することになりますからね、深刻です」
ベノ「ともかくいい答えが出なけりゃ俺たちも動くに動けねぇ、行くぞ」

もみじ「美味しいね!」
タマズサ「そうやなぁ、そういやその中身何なん?」
もみじ「わかんない、なんか開発されたもの何だって」
???「それをこちらに渡してもらおう」
いきなり聞き慣れない声が耳をつんざく、そこには大柄な男がいた
タマズサ「何やあんた、もみじに手ぇ出すんか」
タマズサがもみじを守るように前にでる、いくら天然丸出しのタマズサでも敵であると感じ取り物凄い見幕で睨み付ける
???「すまんがそれさえ手に入れば貴様ら雑魚に用はない、さぁ、渡せ」
タマズサ「もみじ、ここはウチに任せて走り、早よ」
もみじ「う...うん!」
???「逃がさん!」
タマズサ「行かせへんで!」
???「邪魔をするな!」

ベノ「だから俺たち3組はキンセツを推す、ここなら中央だ」
他の組の隊長「だがキンセツは狭い、我々はミナモシティに拠点を置きたい」
ベノ「それもだな...だがカナズミも捨て難い」

タマズサ「(しんかのきせきが無いからキっツいなぁ...この攻撃力...)水の波動!」
???「効かんぞ!貧弱な!!」
タマズサ「あかん...劣勢やなぁ...」
???「もらった!」
タマズサ「きゃあああ!!」
その男の一撃を受けたタマズサは川に吹き飛ばされ、男はもみじを追いつめた
もみじ「タマズサ!!」
???「身内の心配をしている場合か!!」
男が腕を払い、もみじはケースもろとも吹き飛ばされる
もみじ「ぐぅうう!!」

ベノ「これで拠点は決まりだな、続いて開発中のアイテムについてだ、本日サンプルを届けさせている」
他の組の隊長「そのアイテムとはどのようなものなのだ?」
ベノ「見た目はまんま菓子だ、だが...」

???「素直に渡せば怪我をせずに済んだものを」
もみじ「うぅ...」
???「これで任務完りょ...」
その時、タマズサが男の足にしがみつく
タマズサ「やらせへんえ...ウチが見てる時...もみじに指一本触らせへん...!!」
???「雑魚が...!」
もみじ「取られるくらいなら...ベノなら...みんななら...きっと...」
タマズサ「もみじ!!」
そう言うともみじはケースの中にある発明品を...
もみじ「壊す!!」
噛み砕いた!!すると...

ベノ「こいつはふしぎなアメの改良品だ、進化前のポケモンが食せば...」

不思議な光がもみじを包み込む...

ベノ「進化条件関係無しに...そのポケモンは進化する、その名もエボリューションキャンディー」

???「なっ...こっ、これは...」
タマズサ「もみじ!?」
もみじの姿が見る見るうちに変わり、大人の姿になっていく、その姿はウィンディそのものである
もみじ「はああああぁぁぁぁ!!!獄炎特急(ごくえんとっきゅう)!!もみじ!!」
タマズサ「!!、もみじ!!今や!ぶっ放し!!」
???「はっ、放せ!!」
チャンスとばかりにタマズサは力を振り絞り男の脚を掴み、逃がさない、そこへ...
もみじ「(トドメのフレアドライブ)バーニングダイブ!!ゼロ!!」
???「ぐぅぅぅぅ!!これで終わったと思うな...!!」
一撃を受けて吹き飛ばされた男は逃げ出した
もみじ「はぁ...はぁ...」
タマズサ「もみじ!大丈夫!?」
もみじ「大丈夫...」
タマズサ「無理したらあかんやろ!!」
もみじ「しゅヴぁるが言ってたんだ...、誰かのために無理をするのは頑張ると言うことだって...だから...タマズサを助けるために...」
シュュンと音とまばゆい光に包まれてもみじは元の姿に戻った

ベノ「ってもんなんだが制限時間がある、役十分と報告を受けているがまだまだ解っていない効果もあるからサンプルとして実験をしてもらっている、そんで今日中には報告書が出るはずだ」

クノエシティ

まお「ほう、ご苦労だったな、賊に襲われるとはすまない、やはり誰かを向かわせるべきであったな」
まおが申し訳なさそうにあたまを下げる、流石に責任感を感じているようだ
タマズサ「ええんちゃいます?頭上げてくださいな、こうして無事やったんやし」
ニーナ「ふぅ、まお、データ採取終わったよ」
まお「ニーナもご苦労だ、実はこの町に秘密基地を建造するために誰も手を離せなくてな」
MEXさん「まお、ベノさんに連絡着きました、後三十分もすれば来るそうです」
まお「わかった、しばらくこっちにいるといい、その笑顔守りたいならな」
タマズサ「ええ寝顔やねぇ...」

三十分後...

ベノ「もみじ!!タマズサ!!無事か!!」
タマズサ「ベノさん、静かに」
ベノ「す...すまん、それとエボリューションキャンディーは...」
まお「大丈夫だ、問題ない、これが報告書だ」
ベノ「あぁ...」

帰り道

ベノ「よっと、それじゃあな、まお」
まお「あぁ、気をつけろよ」

ベノ「なぁしゅヴぁる、タマズサ」
しゅヴぁる「なんだ」
ベノ「こいつさ、俺たちが見ないうちに成長したよな、気付かないなんてまるで灯台下暗しだ」
しゅヴぁる「あぁ、どうやら少し過保護だったのかもしれない、これからはもっと成長するもみじをみんなで見守ってやらなきゃな」
タマズサ「ふふふ...ほんまにええ笑顔やなぁ...どんな夢見てるんやろうな...」

Fin、NEXT.wound that I will never forget

後書き
ご愛読ありがとうございます、てゐ国歌劇団こと、呼ばれない通称てゐとです、(呼ばれる通称はてゐです)この物語は時系列的にはwound that I will never forgetの前なので、もし良かったらwound that I will never forgetを見る前にもう一度このもみじのがんばり物語をご覧ください、制作時間としては一ヶ月、wound that I will never forgetの制作最中にチグハグになりながら編み込んだ感じです、ですので曖昧な点も多々あると思いますが伏線なども張ったつもりです、時に皆さんは綱渡りで本当に大事なのは何だと思います?私は綱より人の心だと思います、それこそ渡る人、綱を作る人、見守る人、その全てが合わさなるからこそ一つの綱渡りが完成すると思います、私は色んな人に支えられ、ぶつかって、この数年日々自分が成長してるって実感が湧いてます、そりゃあ嬉しいこと、楽しいことだけじゃない、つらく、悲しいこともありました、今だって成長過程の一部だと思いながらベノたちと、みんなと毎日を過ごしています、私ってどうやら毎年夏につらいことが必ず起きるようでしてね、今年も身を裂くような経験しました、でも支えてくれた人がいたから生きることが嬉しいと思えてます、それと好きな人(現在片思い)とも約束しました、もう絶対に逃げないって、だから今を強く生きたいです、人間って不思議な生き物でね、あの頃が良かった〜って年過ぎる度に思い出に浸るんですよ、でもね、どんなに苦しくても結論を言えばあの頃がよかったってことは今が最高ってことなんですよね、生きていることが最高に、だって親や兄妹が死んでしまっても(不謹慎ごめんなさい)自分が死んだ人の代わりに生きて、最後は死んだ者たちと同じ所に行く、その時あの世であなたは笑ってこの世であなたの周りの人は泣いて、それが一番なのよ、でもね、私は自由人なので卑屈な考えも持ってます、例えばどんなにダメな人生でもいいじゃないか、ぐうたらしての穀潰しでも、最終的にその自分の人生に綺麗な幕を下ろせるなら、どんなに汚く生きても誰も文句言いませんよ、私たち人間って劇なんだって思うんです、時には挫折してバッドエンド、時には上手く行ってグッドエンド、他の劇団と手を組むのも面白いかもしれませんね、でもね、劇ってどれだけ上手く行かなくて自分の思い通りにならなくても絶対にやっちゃいけないことがあるんです、それは投げ出すこと、たった一人の歌劇団でも絶対に投げ出しちゃいけません、必ずどこかで誰かと繋がっているから、でも時には自分のやりたいこと、例えば愚痴りたいこととか家族と食事したいとか些細でもいいんです、自分に正直にならなきゃ周りの重圧で潰れちゃいますよ、人間がなぜ重力のあるこの地球という惑星で生きて行けるか、答えは諦めって言葉を本当は知らないからだと思います、諦めって言葉を知っちゃったから人間って卑屈な考えに陥ってしまうんですよね、前科が私です、ウチのわかなだって諦めって言葉知りませんでしたからね、だからと言って諦めを知らないことがポジティブに繋がるとすればそれはネガティブ、人間ほど曖昧な生き物もいないものです、楽しいから泣く、これも一見矛盾してるでしょ?うれし涙があるくせにかなし涙って言葉無いもん、語呂も少し悪いし、余談ですがね、ここ最近何があったかって聞かれたらテイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士のOP、二人三脚を聞いてください、大体合ってますんで、さて、そろそろさよならの時間でございます、愚痴っぽくてごめんなさいね、私が言えた義理じゃないんですけど今を生きてください、いつだって最善の方法は最悪の方法です、それでも今が最高なんだからさ、正義の反対はまた別の正義なのよ、だから誰かと喧嘩したりしたら逃げないでください、時間は壁しか作らないんですよ、動かないことはマイナスというベルトコンベアに運ばれてしまう、だからと言って前に進むのがプラスとも限らないんですよ、プラスマイナス全部ひっくるめて吸収していつかは自分の好きな道に行けばいい、幕引きってのは生まれて親に笑ってもらったときから始まるんですよ、そこからがあなたのスタート、今私たちは走っている、踊っている、羽ばたいている、ゴールは死んだ時みんなに泣いてもらうこと、もしくは笑ってもらうこと、それまでは否が応でも足掻いてください、私も足掻きます、そして頼ってください、私も頼られます、頼って足掻いて生きた分あなたのゴールは美しいフィナーレを迎えます、それではGood-bye, see you again